屈強でかくばった建築に細くてしなやかな高木を植樹しました。
風にそよぎ、動きをつくる山採りの木々。
玄関には高さのあるところから水を落とすことで
水量に関係なく心地よい水音でお客様を中に誘うしかけとしました。
中庭には台形のデッキを提案しました。何故台形かといえば、植栽で庭に奥行き感を出すため植栽の配置を先に考えた結果、導き出したからです。
また、ご近所が接近している住宅地において、心地よさの条件の一つに欠かせないのがプライバシーの確保です。お庭空間では周りの目線を気にせずに、時を忘れ、心を解き放つひとときには必携と思います。今回はすっきりとした縦格子が天井までつながるものをご提案しました。この格子は1本1本現場で職人さんが施工してくれた完全手作りです。横に桟がないことに、ご注目ください。影もおもしろいものに仕上がりました。